Googleアドセンスに何回申請しても受かりません、どうしたらいいんでしょうか
ブログを始めて最初の登竜門ともいうべき「Googleアドセンス」ですが、年々審査が厳しくなっています。
それこそ10回以上落ちたとか、半年間やっても全く受かる気配がありませんと言った話をよく聞きます。
またアドセンスの審査結果が返ってきても「有用性の低いコンテンツ」と言われてしまい、結局どこが悪いのか、どう直せば良いのか途方に暮れる方も多いのではないでしょうか。
かく言う本ブログも、2022年1月からGoogleアドセンスに挑戦し、合格まで7ヶ月、22回目の挑戦でようやく合格することが出来ました。
ちなみに不合格の原因は全て「有用性の低いコンテンツ」でした。
最初に審査を受けた時は5,6回くらいで受かるかなと思っていたのですが、何をやっても受からず、気がつけば22回も申請していました
今回は22回目の審査でようやくアドセンスに合格した筆者が、どのようにして「有用性の低いコンテンツ」から脱出してGoogleアドセンスに合格出来たのかを書きたいと思います。
- 「有用性の低いコンテンツ」で不合格になった場合の改善ポイント
- Googleアドセンスに合格するためのチェックすべき点
「有用性の低いコンテンツ」で不合格時の対処
では、結論から言います。
- 不合格の理由が「有用性の低いコンテンツ」である
- 一般的なアドセンス対策を全て行なっている(問い合わせ先、プライバシーポリシー、カテゴリー/記事を絞る、アドセンスコードが正しく貼られていることを確認、など)
- ブログを始めて半年が経っている、また記事が15記事以上はある。
- Googleアドセンスに10回以上落ちている
上記に全て当てはまるのにアドセンスが不合格の場合は「Googleのポリシー違反」に引っかかっている可能性があります。
というのも、上記の状態であれば普通に受かるはずだからです。
なので、半年間ブログを運営していて、アドセンス審査に10回以上受からない場合は、何かGoogleのポリシーに引っかかっていると考えた方が良いです。
Googleアドセンス22回の軌跡
ちなみに筆者は、2021年の11月末に本ブログを始めて、7記事を書いた所で2021年12月の年末に最初のアドセンス申請をしました。
そうしたところ、きっちり2週間後に不合格の結果が返ってきました。
理由は「有用性の低いコンテンツ」でした。
今考えたら、ここからがアドセンスとの長い戦いの始まりでしたが。
そこから3か月間は、とにかくアドセンス合格のブログを読み漁り、そのブログに書いてある対策を実施しました。
ちなみに3ヶ月間でやったことをざっと挙げると
- 問い合わせ、プライバシーポリシー、免責事項、プロフィールページの作成
- サイトマップ(HTML、XML)作成
- Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールへのサイト登録
- 各記事ページのインデックス登録
- コンソールエラー解消
- カテゴリーを絞る(4個⇒2個にしてカテゴリー内記事数を増やす)
- 質の低そうな記事を下書きに戻す
- 画像のALTタグに画像の説明文を追記
- 記事に目次を追加
- アイキャッチ画像をフリー画像からCanvaで文字入り画像に変更
- 審査コードの貼り付け確認
- ブログ内にHTTP通信している箇所がないかの確認
- タグの削除
一般的にアドセンス合格に必要な対策を実施しました。
ですがいっこうに受かる気配がありません。
そこで、正直手をつけたくなかったんですが、やはり有用性が低いということで各記事コンテンツの内容が悪いのではと考え、コンテンツのリライトを行いました。
具体的なリライト内容は以下
- 記事の冒頭に「この記事を読んでわかること」を入れて、記事の内容を分かりやすくした
- タイトル名でGoogle検索をして、順位が5位以下の記事はキーワードを変えて記事内容をリライトし、順位が5位以内になるようにした
- 文章内でポリシー違反になりそうな語句を別の言い方に変換(アダルト系→大人向けの、風俗嬢→夜のお仕事、殺人→亡くなった人、など)
- 著作権に引っかかりそうな画像を削除(会社のロゴ、本やDVDの表紙、など)
とにかく少しでもまずそうな語句を変えたり、Google検索の順位が上位になるまで記事をリライトしまくっていました。
ですが、ここでもいっこうに受かる気配がありませんでした。
虚しく1週間で返ってくる不合格通知。
気がつけば最初の審査依頼から6ヶ月が経っていました。
もう正直わけわからん、何を信じて良いのやら
その時に思ったのが、自分では改善点は見つけられないので、実際に合格している他のブログを見て自分なりに合格ポイントを分析しようと考えました。
僕はTwitterをやっているのですが、Twitterでアドセンス合格者のツイートからその方のブログを見て、なぜ合格したのかヒントを得ようと毎日アドセンス合格のツイートを検索していました。
毎日合格するブログをみて、自分とのあまりのレベルの差に愕然としたりしながら、何が自分に足りないのだろうと分析をしていました。
BBブログの衝撃
そしてある日、Twitterでアドセンス合格した方のとあるブログを見て衝撃を受けました。
ここでブログ名を公表してしまうと問題があるので、そのブログを仮に「BBブログ」と呼びます。
そのBBブログ、今までアドセンス合格に必要不可欠と言われていたものがなにもないんです。
具体的にはプライバシーポリシーがない、プロフィールもないし、お問い合わせページもサイトマップもない、あとサイドバーのメニューもない。
また、ブログの内容を見ましたが、その方お金持ちらしいのですが、お金持ちクイズとか、お金持ちが言われて嬉しくないこととか、最近行ったカレー屋のレビューとか。
はっきり言ってブログというより日記のような内容でした。
そして1番の衝撃は最初の投稿記事で、なんと記事のタイトルが「Hello World!」となっていました。
つまり、WordPressでブログやっている方はお分かりかと思うのですが、WordPress立ち上げ時の最初のデフォルトページが削除されずにそのまま残っていたのです。
え、これでGoogleアドセンス受かったの?
今まで必須の対策と言われていたことが全く実施されていないのにアドセンス合格していて、なんというか正直目を疑いました。
BBブログの合格の理由
いやいやこれはあり得ない。
隅から隅までブログを見ましたが、申し訳ないがどう考えてもアドセンスに受かるブログではない。
これで受かるのなら、アドセンスに落ちている他のブログがあまりにも可哀想すぎる。
でもアドセンスに合格した理由がきっとあるはずだと思い、少し分析させていただくことにしました。
具体的にはBBブログのドメインパワーを調べさせていただきました。
すると意外なことがわかります。
なんとドメイン年齢がwhois情報(ドメイン取得日)が3ヶ月となっていますが、Wayback Machine (最古データ)が8年11ヶ月となっていました。
つまりこのドメインですが、約9年前の中古ドメインで、BBブログの管理者が3ヶ月前に取得したものと推測されます。
ちなみに中古ドメインですが、SEO的にも強度が高いとされていて、恐らく過去ドメインで取得した被リンクがそのまま残っているので評価が高いのではないかと思います。
上記より、以下の結論が導けるかと。
Googleアドセンスの審査は、SEOさえあれば受かる
つまりアドセンスの審査では、ブログ内容よりもSEOが重視されるのではと考えます。
ちなみに、ここで言うSEOとは
- ドメイン年齢
- 被リンク獲得数
- ブログのPV数
- Google検索結果の順位
よく言われるのが、内容を変えてないのにブログのPV数が増えたら受かったとか、不合格して半年後に再申請したら受かったとかですが、これらは時間の経過により上記のSEO対策が自動でされて合格したと考えられないでしょうか。
ただしTwitterのアドセンス合格のツイートを見ても、1ヶ月以内で受かりましたとか、PV数全くなくても受かりましたとかも報告されていました。
なのでSEO的に全くないブログでも、一定のレベルがあり、ちゃんとした内容で運営されていれば受かるものだと思います。
ただし受からない方でも、時間が経つに連れてドメイン年齢も上がってきますし、インデックスされて検索順位も上がって来ます。
そうすると、時間が経過するに連れてだんだんSEO対策がされてアドセンスに受かりやすくなるものだと思います。
なので、Googleアドセンスの合格は焦らなくても、時間が経てばSEO的に評価されていつか受かると考えられます。
Googleのアドセンス審査時のポリシー
ただ、それでも僕のように7ヶ月、22回申請しても受からないブログもあります。
その場合に一番考えられるのはGoogleのポリシー違反をしていることです。
ちなみに、どんなにSEO対策されていてもGoogleポリシーに違反していれば絶対にアドセンスに受かりません。
Googleパブリッシャー向けポリシー
ブログ運営者向けのポリシーとして以下が規定されています。
Google 広告コードを使用してコンテンツを収益化する場合、以下のポリシーを遵守する必要があります。本ポリシーに違反すると、コンテンツに基づいた広告の表示がブロックされたり、アカウントが停止または閉鎖されたりする場合があります。
Google パブリッシャー向けポリシー
つまり、こういうことです。
- 性的なサイトはダメよ
- 暴力行為や生々しい描写のサイトはダメよ
- 爆弾作ったり解説したり販売したりするサイトはダメよ
- 銃や兵器を取り扱うサイトはダメよ
- タバコに関するサイトはダメよ
- 危険ドラックに関するサイトはダメよ
- アルコールに関するサイトはダメよ
- ギャンブルに関するサイトはダメよ
要するに、子供が安心して見れるサイトなのかという観点でチェックします。
上記のポリシーは穴が開くくらいよく見ておいた方が良いです。
AdSense プログラム ポリシー
そしてもう一つが、Googleアドセンスのポリシーです。
すべてのパブリッシャー様には、Google パブリッシャー向けポリシーおよび以下のポリシーを遵守していただく必要がありますので、よくお読みください。Google が許可しないポリシー違反があった場合、Google はサイトへの広告配信を停止したり、AdSense アカウントを無効にしたりする権利をいつでも行使できます。アカウントが無効になると、AdSense プログラムにはご参加いただけなくなります。
AdSenseプログラムポリシー
こちらは要するに、アドセンス広告を掲載する際に遵守すべきことが記載されています。
- 自分で広告クリックしたらダメよ
- ユーザーにクリックをするように誘導しちゃダメよ
- ページのコンテンツと見分けがつかないデザイン・レイアウトを使用しちゃダメよ
- 広告の上などに誤解を招くような画像・ラベルを表示しちゃダメよ
- コンテンツがないウェブページに組み込んじゃダメよ
- 広告表示のみを目的として公開されているページに組み込んじゃダメよ
こちらも穴が開くくらい隅々まで見ておいた方が良いです。
そして、アドセンス審査時に特に注意が必要なのが、一番下の「広告表示のみを目的として公開されているページに組み込むのはダメよ」という所です。
ちなみに僕はこの事項に引っかかってアドセンスに21回も不合格になっていました。
広告表示のみを目的として公開されているページとは何か
「広告表示のみを目的として公開されているページ」とは何でしょうか。
簡単に言うとページに広告が多いとダメよと言うことです。
で、この広告が多いというのは、特にスマホサイトで注意が必要です。
例えば、以下のような広告が掲載されているページがあったとします。
(というか、以前のこのサイトの広告部分です)
上記ページは、記事の一番下に正方形のアフィリエイトバナーを2個並べて表示しています。
特にパソコン上では、違和感なく広告が多いという感じはありません。
ですが、これをスマホサイトで見てみるとこうなります。
正方形のアフィリエイト広告が2つ縦に並んでしまい、1ページ内にアフィリエイト広告が埋まった状態になります。
これが「広告表示のみを目的として公開されているページ」と判断されてポリシー違反となります。
このように、アドセンス審査時にアフィリエイト広告を貼っている場合は、意図せずうっかりポリシー違反を犯している場合があります。
なので、アドセンス審査の際はパソコン上で確認するだけではなく、スマホでも表示して問題ないかを確認することをお勧めします。
もしくは安全策として、アドセンス審査時はバナー広告は外すのが良いかと思います。
ちなみに本サイトで上記バナー部分を外して再審査したところ、速攻アドセンスに合格しました
まとめ
今回は、Googleアドセンスに22回目で合格した際の、自分なりの合格ポイントを説明しました。
- GoogleアドセンスはSEOさえ出来ていればブログ内容関係なく合格する
- ただしポリシー違反をしていればその時点で不合格となる
- 特にアドセンス広告のポリシーは意図せずに違反を犯している場合があるので注意が必要
Googleアドセンスに何度申請しても受からないという方の合格のヒントになれば幸いです。